高級ブランド品
高級ブランド品産業は、経済危機の中でも2桁成長を記録しています。その一因は、BRIC市場の成長によるものですが、多くの発展途上国で高級ブランド品メーカーの社会的役割が増していることもその理由として挙げられます。消費者は一部商品の購入に慎重になっていますが、必ずしも高級ブランド品を買い控えているわけではありません。言い換えると、「朝はウォルマートで買い物をし、夜はアルマーニの服を着る。」というような現象が起きているといえます。
高級ブランド品においては、商品そのものの価値よりも、商品に付加される便益の価値が高くなっています。顧客は、品質、本物らしさ、およびブランドの歴史を求めています。その結果として、一部の高級ブランド品は、「価格が高くなるほど需要も高まる。」という特殊な性質(正の価格弾力性)を持っています。
通常、高級ブランド品の原価と価格には相関関係はありません。プラスチックがレザーよりも流行にあっていれば、プラスチックの方が高価になる場合もあります。
この業界に特有の課題は、いかに高級ブランド品市場のグローバル化に対応していくかです。国際的な価格戦略においては、以下の目標を追求する必要性があります。
- 顧客価値を最大限に引き出しつつ、国際間の価格差による逆輸入を制限し、価格体系が複雑になりすぎないようにすること
- 税金還付の効果(5%~20%)を考慮すること
- 購買力平価の違いと通貨の過大・過小評価に対応すること
サイモン・クチャーは、高級ブランド品にて、特に国際的な価格戦略、商品ポートフォリオ戦略、顧客価値にもとづいたセグメンテーション、そしてインターネットを含むチャネルミックスの最適化に関する専門知識を磨いてきました。
プロジェクト例:
- 製品カテゴリー毎に国別での価格差別化を実現し、収益性を改善
- 地場マーケットの支払意思、ブランド価値の認識、高級ブランド品における購買行動にもとづいた国際的な価格戦略、商品ポートフォリオ戦略の構築
- インターネットと小売ネットワークにおける価格および商品ポートフォリオ戦略の見直し新しい成長領域の特定:新興国における潜在需要の定量化と流通経路の特定
Selected clients
- A. Lange & Sohne Maserati
- Porsche

